注文住宅で後悔しないポイントは、ムリのない資金計画とブレないことです。
注文住宅を建てようと計画中のかたは、人生最大の買い物だから「失敗したくない!」という気持ちの人が多いはず。
そのためにはなによりも「お金」で失敗しないことです。
そもそも「家は三回建てないと理想の家にならない」と言われています。
どれだけ情報を集めても、人それぞれ価値観がちがうので、完璧な家を建てることは不可能と言えるでしょう。
それなら「完璧な家は建たない」という前提に立って、注文住宅のことを考えていくべきです。
家は長く住むものなので、そのあいだに家族構成や家に対して求めるものも変わります。
「子供部屋を3つも作ったが、大人になってみんな家をでてしまった…」
「ひと部屋は和室が欲しかったけど、実際つくったらただの物置になってしまった…」
「庭の手入れが思ってたより大変…」
なんてことはよくあることです。
借入限度額マックスの35年ボーナス払い併用で返済計画を建ててしまうと、維持するだけでいっぱいいっぱいになります。
その結果、リフォームする余裕もなくなり、不満の残る家を終のすみかにするしかなくなってしまいます。。。
ですので、家を建てるときは、まず「余裕のある返済計画」を立てましょう。
35年という長い時間のなかではなにが起こるかわかりません。
・ずっと共働きできるのか
・残業ができなくなる可能性は
・ボーナスがなくなる、減る可能性は
・いまの会社でずっと働けるのか
など
すこし悲観的に聞こえますが、この変化の流れが速い時代のなか、35年という年月はあまりにも長過ぎます。
幸せになるために建てた注文住宅で、クビを締められるようなことが、くれぐれもないように。
また、打ち合わせを勧めていくと担当者から魅力的なたくさんの提案があります。
「床暖房にしませんか?」
「吹き抜けにもできますよ」
「無垢素材がオススメです」
など
これに飛びつくのではなく、本当にそれが必要なのか?見た目だけのインパクトだけでなく、光熱費や手入れを含めても実施したいのかを考えるべきです。
最初の予算に100万円上乗せしても、元金だけで考えれば35年払いの場合、毎月の負担は2,400円ほどです。(ボーナス払いは考えていません)
毎月の支払いがちょっと増えるだけだからと、気持ちが大きくなりがちです。
新車を買うときに、高いけど性能の良いカーナビを付けるような感じでしょうか。。。
せっかく注文住宅を建てるんだから妥協したくないという気持があると、ずるずると金額は膨らんでいきます。
提案されたものをうまく判断するためには、事前に勉強したうえで打ち合わせに望むべきです。
そしていらないものにはハッキリと「ノー」と言いましょう。
以上が注文住宅を建てるうえで後悔しないためのポイントです。
ムリのない借入額のなかで、納得のできる注文住宅を建てていきましょう。